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脳出血のこと

こうしてブログをこつこつ書いているうちに、顔なじみさんもできて、日々、ここを覗きに来て下さる方もいらっしゃるようなので、ここらで一度、いまの自分の状態をお伝えしておこうかと思います。

2017年11月現在、私は46才、男性です。既婚で子供はいません。

そして、今年の6月に脳出血で倒れ、救急病院へ搬送され、入院しました。

冗談ではなく死ぬところでした。

後遺症も残っています。

私の場合、脳の血管が切れた場所が左側頭部の後ろあたりで、主に文章を読む機能がダメージを受けました。

もちろん、脳自体が腫れ上がり、全体的にダメージを負ったのですが、特に傷ついたのは、読む機能でした。

4日間ほど、意識を喪失&混濁していて、ようやくはっきりしてきた時には、自分の名前も思い出せなくなっていました。

私のリボーンは、しゃべれない、歩けない、食事、排泄も自力でできない、記憶も穴だらけ、というところから始まりました。

ここから、どこまで正常に戻るのか医師にも分かりませんでした。

さらには、脳出血の再発の可能性もありました。

とりあえず、私についたリハビリの先生は、理学・言語・作業のお三方でした。

とりあえず、どこまで普通の生活を送れるようになれるかが、テーマでした。

まっすぐ立つこと、一人で歩くこと、自分の名前を認識すること、あいうえおぐらいは言えて、書け、読めること、簡単な図形を書け、認識できること、自分で言うのもなんですが、46にして人間のやり直しです。

入院中、とくにはじめの頃は、頭の中を引っかかれるような鈍い頭痛にも悩まされました。食欲がなくなり、1月で10キロ痩せました。

閑話休題ですが、私の病気は、脳卒中と呼ぶこともあるらしいですが、正しくは脳出血でよいそうです。

とくに予兆はありませんでしたが、あの頃、生活が不規則で血圧もかなり高くなっていたと思います。

仕事で行った名古屋の栄の町を歩いていて、頭がくらくらして、吐き気がとまらなくなり、歩きながら嘔吐し、それがとまらず、いつまでたっても収まらなくて、そのうち、自分がどこにいてなにをしているのかわからなくなりました。

一秒ごとに自分がなにをしているのかわからなくなっていく、世界が崩れていく感覚に襲われました。

世界が消える、と思いました。

助けを求めて入ったコンビニでへたり込んで、救急車を呼んでもらえました。

入院してリハビリができるようになった頃、病院の廊下に張り出されているポスターの文字がすべて読めなくなっているのに気づいて愕然としました。

日本語が読めないのです。

どこか東欧の知らない国の街角で迷子になっているような感覚です。

私の場合、リハビリの先生が時間外にも病室にきてくれる優しい方達だったので、ずいぶんと励ましていただきました。

「リハビリをしてれば、すこしずつでも戻ります。あきらめないで」

との言葉を信じました。

眠れない時は、あいうえおや簡単な漢字の書き取りを何度もして時間をつぶしました。

幸いにも文章を書く能力は残っていたので、日記を書くようにしました。

その延長でいまはこうして、はてなブログを書いているわけです。

正直、1日、1冊、2冊の本は楽に読んでいたのに、それができなくなってしまったのは、ショックで大ダメージでした。

子供の頃から一緒にいた友達をもぎ取られたような気さえしました。

でも、しかし、スピードは遅くなったけれども、まったく読めなくなったわけではないのは救いでした。

しかも、読み続けていれば、いすれ、スピードも戻ってくるかもしれないとのこと。

いま、私はその日がくるのを楽しみにしながら、日々、ゆっくり、しっかりと本を読んでいます。

今回の病気でよく聞かれたのが、脳が傷ついて性格に変化はないのか? というものです。

これに関しては、私自身、気になったので、医師にも聞いたのですが、脳の損傷で性格が変化する、というのは、性格の変化というよりも脳が傷つくことにより、感情の自重がきかなくなるという箇所があって、そこを痛めた場合には、どんな人でも感情のブレーキがきかなくなって、周囲から見るとまるで、別人のようになってしまうことはある、との返事でした。

私の場合は幸い、傷ついたのはそこではなく、医師やリハビリの先生たち、看護師さんにも、本さんは落ち着いた大人しい患者さんだ(もともとそういう性格のつもりです)と言われていたので、別に性格に変化はないなと思っております。

それと、運動機能ですが、こちらは、入院前から週に二回ほど習慣的に運動していたおかげか、多きく損なわれることはありませんでした。

リハビリでも、とにかく毎日、動けなくなるまではやっていたので、入院中はトレッドミルで走ったり、リハビリの先生とサッカーをしたりしておりました。

ですので、こと私個人に限っては、読む機能以外は、外見上はほとんど健康というか、いまの時点で入院前よりも20キロの減量に成功して、肌がきれいになって、髪が増えたそうで、周囲の人には、きれいになったね、と言われております。

本人的には、疲れやすくなった、とかあるんですけど、気持ちが弱くなったら、そこで終わりだと思っていますので、いつも気持ちは強くです。

なお、リハビリの仕上げとして、今年、12月31日には名古屋ドームへB'z のLIVEへ行く予定です。すでにチケットは購入済みです。

今回は私の病気と病状の説明でした。

みなさんも、それぞれいろいろあるかと思いますが、一緒に明るく強くいきたいですね。今後ともよろしくお願いいたします。 

 

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