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郷内心瞳さんのこと

こんにちは。本気で本です。

昨日、このブログでご紹介した現役拝み屋さんで実話怪談作家の郷内心瞳について、説明が足りない気がしたので、郷内さんのことを少し書いてみようと思います。

 

みなさんは、実話怪談や拝み屋さんに対して、どんなイメージを持っておられますか?

うさんくさい、とか、本物かどうかわからない、といった印象を持たれている方が多いのではないでしょうか。

僕は、そのイメージは普通だと思います。

実話怪談も、拝み屋さんも、いわゆる心霊現象はどれも疑わしいものです。

ただ、それでもそれを体験したことのある人にとっては、それはそこにあった現実でしかなく、よけいな理屈はありません。

あの時、たしかに見た、聞いた、というその人の記憶は、本人がそう信じている限り、揺るぎないものです。

僕は怪談が好きですが、僕自身も自分がこれまで体験してきた奇妙な出来事の記憶は、すべて僕が現実に経験した出来事です。

そしてそれを現実だと思っているから、他の実話怪談や怪異も信じられる部分があります。

こうした根っ子の信じる心、信じたい心がないと、実話怪談や怪異を楽しむ? ことはできないと思います。

 

僕が、郷内心瞳さんを信じられる理由を書きますね。

 

郷内心瞳さんは、実話怪談の作家さんとしては、角川書店が開催した第5 回『幽』怪談実話コンテストで大賞受賞者さんです。

これは実話怪談の文学賞で現在は休止しています。

ちなみに僕は、同賞の第1回の最終候補止まりでした。

出版社は角川ですが、この賞を運営していたのは、日本唯一の怪談専門誌「幽」です。

年2回発行されている雑誌で、編集顧問を東雅夫さんが務めておられる、堂々たる怪談雑誌です。

東雅夫さんは、怪奇幻想文学評論誌「幻想文学」の編集長を20余年、務められたりしてこられた、怪奇幻想文学では第一人者の文藝評論家です。 

怪談専門誌 幽 VOL.28 (カドカワムック)

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  • 作者: 京極夏彦,小野不由美,有栖川有栖,山白朝子,恒川光太郎,円城塔
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幻想文学 創刊号 特集:幻想文学研究の現在

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 自分が落っこちた賞で大賞を取った人だから郷内心瞳さんを信用する、というよりも、

「幽」も怪談実話コンテストも怪異というものに対して真剣に向きあっているのを多少なりとも知っています。(つもりです)

 

「背景はわかったとして、郷内心瞳さんの作品自体はどうなの?」

 

そうですね。

郷内心瞳さんの作品は、拝み屋としての先天的素質を持っていた郷内さんが成長し、修行をして一人前の拝み屋になってゆく姿が、悪意ある怪異、霊能者とのたたかいなどを通して描かれています。

問題は、これがつくりものではなく、本人が経験してきたものとして発表されていることです。

フィクションの小説として読んでも、そのまま読めてしまうような内容だったりします。

しかし、これを自分が経験してきた事実であり、人生です、と世に発表して、拝み屋の看板を掲げて生きるのは、生半可な覚悟ではできないと思います。

売名行為、目指すは霊感タレントか? なんて声も聞こえてきそうです。

僕は、著作も含めて、そうした茨の道を歩んでいっている郷内心瞳さんの姿を遠くから、眺めさせていただいている感じです。

地元の東北地方ではTVにも出演されているようですし、これからどちらの方向へむかわれるのか、気になります。

 

稲川淳二御大も、もともとはお笑いタレントさんとしてテレビにでていました。織田無道さん、宜保愛子さん、江原啓之さん、著作をだし、タレント活動しながら、オカルト、スピリチアル方面の話をしたり、能力をアピールする人たちはこれまでもたくさんいました。

僕は、実話怪談出身と地味なところからでてきたけれども、郷内心瞳は、21世紀型のそうしたタイプのオカルト有名人になるのかな? と思っています。

なんにせよ、いま、似たようなタイプのいない人なので、興味を持たれた方は、まず、著書を御一読ください。

実話怪談の作家さんでも、おかしな霊能者や悪霊と命がけでたたかったりする人は、そんなにいないと思います。

宮部みゆきかステーブン・キングの小説の主人公みたいです(失礼)

 

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