脳出血した中高年のための怪談100物語 更新中です。 怪談はあなたと私をつなぐ、1話2000字のコミュニケーションツール 広告

本の紹介04 小説道場 中島梓

 

新版・小説道場〈4〉

新版・小説道場〈4〉

 
新版・小説道場1

新版・小説道場1

 
小説道場〈3 実技篇〉

小説道場〈3 実技篇〉

 
新版 小説道場〈2〉

新版 小説道場〈2〉

 
新版・小説道場〈3〉

新版・小説道場〈3〉

 
小説道場ご隠居編 新版・小説道場

小説道場ご隠居編 新版・小説道場

 
小説道場〈1〉

小説道場〈1〉

 

 こんにちは。本気で本です。

今回もまた栗本薫の本の御紹介になります。

小説道場の筆者は中島梓。中島梓は、栗本薫の別のペンネームで、エッセイや評論、TVに出演したりする時に使っていた名前でした。

栗本薫として作家デビューする前に名乗っていた京堂司という名義でもいくつか作品が残っています。

彼女は一時期、TVのクイズ番組に回答者としてレギュラー出演していて、その時は、中島梓を名乗っていました。

ちなみに栗本薫、中島梓の本名は、今岡純代といい、旧姓は山田でした。この結婚の時も、結局、編集者さんと不倫のあげく一緒になることになってマスコミに書かれたりしておりました。なにかとにぎやかい人だったのです。

そんな中島梓さんの小説道場ですが、これは、同性愛小説の指南本という、当時もいまも非常にめずらしい内容の本です。

そして、ただ、小説の文章技術をつたえるのではなく、当時、JUNAと呼ばれていた男性同士の同性愛小説の創作を通して、読者または、作者としてJUNAにかかわる女性たちにメッセージを伝えるといった感じで、この本を通して中島梓にひきこまれた人も多かったと思います。

個人的には、僕の場合は、小学生の頃からグインサーガがきっかけで、栗本薫の小説を読むようになった根暗な男子で、小説道場がJUNEに載ってた頃は、パッとしない高校生で、中島梓が語る、JUNEとの関わりを通した自己啓発みたいなものを、なんか、こんなこと言う人、まわりにいないなぁ、と薄らぼんやりと憧れながら読んでいました。

小説道場に力を入れていた時代の中島梓が語りたかったのは、」

 

「JUNAというのは男性の同性愛を描いたリアリティのない、しょーもない物語だけれども、それを真剣に読んだり、書いたりしているあなたたちは、しょーもないつまんないものなんかじゃなくて、一人一人が自分がある、一個の人間なんだよ。

JUNEを読んだり書いたりすることで、そこにたどりついてね。

JUNEとふれることは、あなた自身とふれあう物語なんだよ。」

 

みたいなことを伝えたいんだろうな、とあの頃よりもずっと後になって僕は、思いました。

しょーもない〇モポルノに、女性たちが、そして私、天才栗本薫が夢中になるのは、ちゃんとした理由があるのだ!! くらいの勢いで語っていた気がします。

ただ小説が好き、小説を書きたい、技術を知りたい、と思ってこの本を開いた人は、めんくらうと思います。

あくまでまずJUNE(やおい、BL)ありきの小説道場です。

悪く言う気はないですが、こんなもの大マジメに書いて、自分をさらけだして、真剣についてきた読者まで、おかしくなるような本を作って、やっぱり栗本薫は天才(=特別)だったと僕は思います。

十代の頃、僕も、中島梓に誌上で直接指導して欲しくて、小説道場にJUNE小説を投稿したことがあります。

 

高校の夏休みになにやってんだろう、僕は・・・・・・

 

JUNEどころか、まともな恋愛も経験していないし、本を読むことイコール人生経験くらいに思っていた頭でっかちの田舎者の高校生が、まとも? な同性愛の小説なんて書けるわけもありません。

そんなことしてるから、憧れのクラスメイトに気持ち悪がられるんだ、と自分でも思います。

小説道場への投稿はJUNE小説でないとダメなので、僕が書いたのも、豪邸に住む謎めいた美少年と知り合いになって、彼が屋敷でいかがわしい拷問を受けているのを知って、彼に外の世界を教えてあげるために、一緒に屋敷から脱出する、みたいな話でした。

作中、JUNEですから当然、男同士のラブシーンとかもあるんですが、我ながら、高校生にしてよくあんなもん書いてたな、と思います。

まぁ、でも、そうした体験をすることが、自分自身と出会う一つの道である、と説いた中島梓は、正しかったと思います。

そういえば、当時参考になるかと思って、映画「魔界転生」の沢田研二と真田広之のラブシーンを見たりしましたね。周囲の普通の男友達(男子高校生)に、本は〇モだ!! とカン違いされて騒がれたりしました。

なにやってんでしょうね。

JUNE、やおい、BLの創作と、どうして自分はそれにひかれるんだろう、不思議に思う人へ小説道場、オススメです。

ブックオフなどにはそんなに出ていませんが、電子書籍が各種なるので、よろしければ、そちらでどうぞ。

 

最後に、この本の紹介シリーズですが、読んでくださっている方、本当にありがとうございます。

本に関するくだらないコラムですが、読んでいただけてうれしいです。

これからもよろしくお願いします。

 

ブログ記事への感想・ご意見は、お気軽にコメント蘭へどうぞ。みなさんの声、お待ちしてます。 広告