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100-31 宇宙人襲来

100-31 宇宙人襲来

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 「わたしが結婚する前の話です。

当時、わたしは実家の二階の部屋で毎晩、寝ていました。

はい、一人で、おふとんです。

わたしは、ずっとおふとんです。

夜、寝る時は、怖いので、電気を全部は消さずに、小さな豆電球を一つだけつけて寝るようにしています。

あの日もそうでした。

一人で部屋で寝ていると、ファンファンファンファンッていうヘンな機械音みたいな音が響いてて、気づいたら、金縛りにあってたんです。

まぶたと眼球は動くんですけど、他のところは一切、動かせませんでした。

ファンファンファンファンは、だんだん大きくなっていきました。

なにかエンジンみたいなものを部屋の中で起動させてる感じです。

うひゃぁ~、なんだこれは!?

と、思いましたが、どうしようもありません。

わたしは怖くて、助けを呼びたくて、泣きそうでした。

そんな時、わたしは視界の隅に、円盤が浮かんでいるのに気づいたのです。

あの、TVとかにでてくるUFOです。

銀色のやつです。

UFOの小さいのが、わたしの部屋の中で浮いてるんです。

わけがわかりません。

ファンファンファンファンは、UFOがだしてる音だったかもしれません。

わたしはもう泣いてしまいそうでした。

しかし、その夜はこれで終わりではありませんでした。

いつの間にかわたしの横には、あの、映画のETみたいな顔をした、ねずみ色と銀色のあやしい生物が立っていたのです。

あいつは1人でした。

全体に光に包まれてぼぅ~としてました。

わたしは、「これが、宇宙人なのか?」

と、驚きながらも、なにもできませんでした。

すると、その宇宙人がわたしの頭へ片手をのばしてきたのです。

爪の生えていない長い指をのばして、わたしの額のうえに手をかざします。

そうしたら、宇宙人の手の平から、わたしは体のエネルギー? が吸い取られていくのがわかりました。

宇宙人が両手でわたしの頬を挟むようしました。

魂を吸い取られる気がしました。

わたしはあまりにも怖くなって、まぶたを閉じました。

意識がだんだん遠くなります。

どれだけ時間がすぎたのか、わかりません。

ファンファンファンファン、という音が小さく、遠くなっていました。

わたしがちょっとずつそっとまぶたを開けると、わたしの横には、もう宇宙人はいなくなっていました。

 

ほったとした気持ちになりました。

 

気づくと手足も動かせて、体の自由が戻っていました。

UFOも部屋から消えていました。

あの日、わたしは、夢を見たんでしょう。

でも、はっきりと覚えているんです。

UFOも宇宙人も、ファンファンファンファンも」

 

END

 

 

☆☆☆☆☆
31話めは以上です。
この100物語は、私が聞いたり、体験してきた怪談と創作のミックスみたいな感じです。

今回の話は、長女さんから聞いた体験談です。

彼女はまじめな人などで、嘘ではないと思います。

金縛りにあった人の多くが、怪音を聞いたり、幽霊らしきものを見たりしています。

金縛りは、霊とは関係ないよ、と言う人もいます。

僕は、金縛りにもいろいろな種類があって、霊や宇宙人と関係あるものもあると思います。

長女さんの体験談は、他にもあるので、また紹介しますね。

 

これまでのブログ同様、ご意見、ご感想、お待ちしてます。

 

 

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