脳出血した中高年のための怪談100物語 → 鈴木誠の怪談100物語の タイトルで小説投稿サイト、アルファポリスと同時更新中です。 サイドバーに「アルファポリスリンク」へのリンクがあります。 広告

8月4日は長女さんの誕生日です

みなさん、こんにちは。本気で本です。

この記事を読んでくださっている方はうちの長女(僕と血縁はない)さんをよくご存知かと思います。

明日、

 

8月4日は長女さんのお誕生日です。

 

みんなでお祝いしましょう!! 

このブログへのおめでとうメッセージをくださるだけで、長女さんは喜んでくれます。

 

さて、去年の8月4日、入院中の僕はこんな目に遭いました。

 

六月末に脳出血で倒れ、しかもその日は僕の誕生日でもあって、救急車で緊急搬送された僕は、当時名古屋医療センターに入院していました。

自分で書くのもなんですが、医師が言うところの奇跡がいくつも重なって、一命は取りとめたものの、僕と同じような一命にかかわる重病のみなさんと一緒の大部屋で生活していたのです。

僕以外に3人の入院患者さんがいて、男4人で看護師さんたちから、「あの部屋は合宿所」と呼ばれるくらい、みんなで仲良くやっていました。

そして、8月4日、病室の僕に長女さんから電話がかかってきました。

「今日は私、誕生日なんですけどねぇ!!

本さんがいないのに一人で事業所で業務をこなして、道場も運営しているのに、そんな私に感謝の気持ちはないんですか?

うがー!!!!!

うが。

うが。

うが。

ケーキもない。

なんにもないんですかぁ。うがー!!

まったく私がかわいそうです!!」

病室のベットで安静状態の僕に、長女はたけりまくりました。

長女の声はもともとミラクルボイスで高くて、舌が短いので、アニメの幼女みたいな感じなのです。

その声携帯のスピーカーが音割れするくらい吠えました。

僕は耳が痛くなってしまい、電話を自分の耳から離しました。

そんな僕の姿を見ていた同室のみんなが、代わる代わるに電話に出て、長女をなだめてくれました。

みんな病室にお見舞いに来てくれた長女と会っているので、顔くらいは知っています。

Aさん(70代自営業、脳出血、重度の糖尿病)「そーか、そーか長女ちゃん、お誕生日、おめでとうな。

でもな、いまはな、本さんも病院から動けんのだ。

良くなって退院したら、その分、たくさん、お祝いしてもらえばいいからな、いまはな、ちょっと待ってやってくれよ。

本当に、おめでとうな」

Kさん(40代自営業、全身やけど、骨折、骨盤ずれ、炎天下の道路で一両日倒れていて発見された、脱水、全身半焼肉状態で入院)「長女ちゃん、お誕生日おめでとう!!オレが退院したら、お祝いに行ってやるからな。長女ちゃん、大判焼き好きか? 名古屋の大判焼きの美味しい店、知ってるから、それをたくさん買って行ってやるからな。本さんはいまは脳がやられてて動けんのじゃ、ごめんな。我慢してやってくれ。本さんは動けんでも、Kが退院したら、行くから、それまで待っててな」

Sさん(60代自営業、二度の脳出血で、足が不自由。御家族、お孫さんお見舞いにくる紳士なおじいちゃん)「長女さん、こんにちは。御誕生日、おめでとうございます。今年はね、こうして本さんも入院していてなにもしてあげられないけど、君のことを大切に思って感謝しているから、退院したら、その分お祝いしてくれるからね。いまは、我慢してやってね。ごめんね。自分からも本さんによく言っておくからね。長女ちゃん、がんばってるもんね。いつも本さんの面倒をみてくれてありがとうね」

 

たまたま救急搬送されて同じ病室になっただけで、お互いに知らない者同士なのに、おじさん3人がみんな、長女の誕生日を祝ってくれました。

そして長女からの電話が切れた後、僕は他のみんなにすみません、と頭を下げたのでした。

 

Aさん「きみんとこのは従業員とかと違う、本当に家族だね」

Kさん「長女ちゃん、かわいいなぁ。本さん、めぐまれとるな」

Sさん「長女さんも本さんがいなくてストレスがたまってるんだと思いますよ」

 

看護師さんや医師にも、「本さんは長女さんが待ってるから早く退院しないと」と言われ、なんか恥ずかしいやらもうしわけないやらでした。

あれからもう一年。

僕は生きてます。

長女さん、ありがとう。

今日が、一日早いけど、お誕生日祝いのケーキを2人で食べました。

明日は長女はお休みして、ひまわり畑を見に行く予定です。

と、いうわけでこのブログの読者のみなさん、いつもお世話になってばかりですが、よろしければ長女へおめでとう、コメント、お願い致します。

以下、そんな長女さんより、メッセージです。

 

こんにちわ。長女です。

あれから一年が経ったです。

去年の今頃は、こんな私がブログを書くなんてことも無かったと思います。

そして、お誕生日の日には、本さんは『わたくし、長女がワァワァ言っておった』と言い張りますが、この時は主人と一緒にバースデーデートしていたにもかかわらず、その空気をぶち壊しにしたのでワシが鉄拳制裁をお見舞いしてやったのデス。

なんというか、あの数か月後に主人がまた入院をしてしまったので、私と同じように、いや、それ以上に主人はストレスを抱えていたのかと思うと申し訳ないです。

そりゃ、私や本さんがこんなになったら、ストレスも溜まるでしょうよ。

本さん、ホンマに分かっているとは思いますが、主人じゃなかったらワシ等夫婦はどうなっていたのか、分からんデス。

でも、生きているデス。

 

明日、また私の一年がはじまります。

どうしてひまわり畑なのかというと、ずっと行きたいと思っていて、でも、どこにあるのか分からなくて。

今は本当に便利で、スマホからグーグルで調べ、近くのひまわり畑がいくつか出てきたのです。

ひまわりは私の誕生月の花とあって、たくましくて、強くて、雨にも風にも負けないお花です。台風にも負けないお花として咲き誇っていたのですが、先日の台風で見事に散ってしまいました。でも、そんなひまわりでも咲いているんです。

来週が見頃なのですが、これもまた、思い出という事で。

(雨女な私・・・。来年にリベンジやな)

『ひまわりって、こんなに素敵な花だったんだな・・・』と改めて思いました。

好きなひまわりをつめるそうなので、気に入ったひまわりを持ち帰ろうと思います。

 

主人も、本さんも、感謝しているです。

無理しない。

休むこと。

 

私は、大丈夫です。

 

皆様からのメッセージはどれも本当に嬉しいです。

いつもありがとうございます。

こんなわたくし、長女ではありますが、今後ともどうぞ、末永く、お付き合い下さると幸いです。

 

最後に、こちらの曲に乗せて。

 


天上智喜&CLIFF EDGE - Here[PV]

 

以上、長女さんからでした。

 

そして、本気で本でした。

 

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