こんにちは。
本気で本です。
本日は、1980年8月公開の映画を振り返ろうと思います。
戦争映画あり、ホラーなり、寅さんありといったいまの日本では失われてしまっているジャンルの映画が、劇場にたくさんの観客を集めていた夏の思い出です。
8月2日
この日は、東映の戦争映画大作「二百三高地」が公開されます。
日露戦争の血で血を洗う戦いを描いた185分の大作です。
僕の記憶では、大ヒットして大人も子供もみにいきました。
この時代はまだ、戦争を経験したお爺ちゃんたちが健在で、そういう人たちが自分の孫や子供を連れて、映画館や戦争映画をみに行くという文化がありました。
そうした映画は例年8月15日の終戦記念日付近の8月中に公開されるのが、普通でした。
気がつけばいまは、お盆の頃に、家族で戦争映画をみに行くというのも、なくなってしまいましたね。
この映画は翌年、TVドラマにもなりました。
映画もTVも主題歌は同じさだまさしの「防人の詩」でした。
子供の頃、家族に連れられて浜松東映でみて、劇中の熱気と感情の濃さに圧倒されました。
僕が書くのもなんですが、邦画だからといって毛嫌いせずに、未見の方は、日本の歴史を描いて大ヒットした映画として、1度はこの映画をみたほうがよいと思います。
この映画をみて、泣いてしまうのは自然なことだと思います。
疎祖のみなさんの、必死に戦う姿をみて感じるところがあるのは、同じ日本人として恥ずかしくはないですよね。
「二百三高地」と同日の8月2日に、松竹系で「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」と同時上映の「思えば遠くへきたもんだ」が公開されました。
「思えば~」は映画がまるまるYoutubeにあったので、貼っておきます。
当時すでに金八先生をやっていた武田鉄也が高校教師役で主演、主題歌も歌っています。
寅さんは、我が家では、寅さん大好きなおじさんがいて、盆と暮れに公開される新作は、必ず浜松松竹へ寅さんをみに連れて行ってくれました。
寅さんは同時上映にいろいろな邦画喜劇がついてきて、それをみるのも楽しみでした。
2018年のいま、そのおじさんも、寅さんもなくなってしまいましたね。
僕の記憶の中の浜松松竹は、寅さん上映時は、いつもけっこうお客さんがいました。
超満員の時もあった気がします。
さらにこの8月2日には、アニメ映画「ヤマトよ永遠に」も公開されました。
僕はこの映画を家庭の事情で、封切り日に長崎県長崎市でみました。
はじめての長崎の映画館は、めちゃくちゃ混んでいて、145分の映画を立ち見してました。
宇宙戦艦ヤマトシリーズです。
ヤマトも再放送も含めて、当時よくTVで流れていました。
たまたま公開日に長崎にいたので、親戚が気をきかせてアニメ映画に連れていってくれたんだと思いますが、知らない土地、満員の映画館で、しかも大長編。
へろへろになった思い出があります。
しかし、長崎の人たちは、血のつながった親戚でも、やはり言葉がわかりません。
僕は本籍はいまでも長崎なので、書類関係で市役所に電話する時もあるのですが、それでも、なにを言っているのか、よく聞き取れなかったりします。
話の頭に、「ばってん」をつけるのが、21世紀のいまでも若い人もやっていて不思議な感じです。
長崎の方、ぜからしいこと書いてすみませんでした。
1980年 8月公開の映画の思い出は濃いので、今回はここまでです。
次回は1980年 8月公開の映画その2になります。
このブログを読んで楽しんでくださっている映画フリークのみなさん、ありがとうございます。
ビデオ、DVD、BR、ネットとソフトがたくさんあって、シネコンも全国にある現在、過去作も現在の作品もタイムレスでいつでも楽しめますよね。
僕も映画は、日常生活に手軽に活力を与えてくれる庶民の娯楽だと思っています。
これからもよろしくお願いします。
失礼します。