『ヒート 製作20周年記念版<2枚組>』2017.3.3ブルーレイリリース
『ヒート(原題:Heat)』予告編(1995年公開) - ロサンゼルスを舞台にした映画シリーズ
お話(本気で本によるあらすじです。変わり者ゆえ、大多数の人とは違うものが見えているかもしれません)
ニール率いる強盗団はロサンゼルスを根城にしている。
彼らの手口はプロフェッショナルで、必要とあらば殺人も躊躇しない。
ロス市警のヴィンセント警部補は、ニール一味の存在にかんづき、彼らを追ってゆく。
そして、ニールとヴィンセントの邂逅。
ダイナーでコーヒーを共に飲みながら、互いに相手の正体に気づき、「必要となればお前を殺す」と互いに宣言する。
ニール一味の銀行襲撃はタレコミにより、事前に警察にかぎつけられ、かけつけた警官隊とニールたちの全面的な銃撃戦になる。
白昼のロス市街に銃弾が飛び交い、いくつもの死体が転がった。
映画は最後、夜の空港敷地でのニールvsヴィンセントの1対1の銃撃戦で幕をおろす。
この映画は男の教科書
ロス市街地での白昼の銃撃戦(なんと13分ほどもある)があまりにも有名で、他は印象が薄くなりがちの本作ですが、そこだけでなく全編が、男が考える、男のカッコヨサで埋めつくされています。
監督のマイケル・マンの代表作は間違いなくこれです。
パチーノもデ・ニーロもいい映画にたくさんでていますが、2人の出演作の中でも抜群に男子度が高いのはコレですね。
監督のこだわりで、銃撃戦の銃声はすべて本物の銃声を使っているそうです。
マン監督、トム・クルーズ主演の「コラテラル」をごらんになられた方は、あれを数十倍カッコヨクしたのが、「ヒート」だと思ってください。
同じ監督なので、犯罪のプロフェッショナルのアウトローの描き方はどちらも似ていますが、トムとデ・ニーロだとデ・ニーロに軍配が上がると思います。
似たようなタイプの男が、犯罪者と警察官になったら、やはり殺し合うのは宿命なのでしょうか?
僕はどちらでもないのでよくわかりません。
日本が舞台だとこう簡単には警官は犯人を殺せないと思うので、こうした話の展開にはならないよいうな気がします。
少年はもちろん、大人の男でもシビレル映画です。
2018年現在、廉価版のDVDやBRもあるので、未見の方はこの機会にぜひ。
失礼します。