こんにちは。
本気で本です。
今回は僕の妻の話です。
妻はこの世に存在する、正真正銘、僕の奥さんで、僕と同い年で年齢は現在47歳になります。
で、まぁ、
なにを言いたいかというと、僕の妻にはイマジナリーフレンドがいます。
イマジナリーフレンドというのは、架空の友達、空想の友達というやつで、幼い子供だったり、精神を病んでいる人が持っているやつです。
妻のイマジナリーフレンドは「うさぎさん(見た目は一応、動物の)」です。
上にイラストを貼ったやつです。
色が白いうさぎと黒いうさぎがいます。
身長はだいたい白が180センチ中頃で、黒は白よりも一、二回り、小さい感じです。
月からやってきた宇宙生物で、不老不死で頭の回転は速く、口が達者です。
妻はうさぎのイラストを書いたり、ぬいぐるみを作ったり、彼らの口マネをしたりします。
うさぎは、鼻声で、いつもどこか人をバカにしたような感じで、語彙は豊富です。
地球に来るまでは月でうさぎ語(「うぴ」と「うきゅ」ですべてをあらわす)で、うさぎ同士で話していたようです。
白と黒は仲が悪いです。互いに互いが存在していることを認めていません。
白は夜明けとともに起きて、日没とともに眠ります。
白は基本的に怠惰で食べることと寝ることが大好きです。
自称、かわいいペットで、飼い主の家に押しかけて居候しています。
食費とお小遣いのために、だいたい、飼い主の家の近所のコンビニでバイトでしています。
特技は「楽しいトークと愉快なおしゃべり」(うさぎが同じ意味の言葉を重ねるて使う二重言葉をよく口にします。例:真っ黒なブラック。おいしくてデリシャス。等)を自称しています。
うさぎは白も黒も三歩、歩けば都合の悪いことは忘れてしまいます。
黒は日没に起きて日の出とともに就寝します。
働き者で、研究熱心で職人気質です。
白と違い自活していますが、それでも人恋しいのか必ず飼い主(というか同居人)と一緒に暮らしています。
黒は、ラーメンやおでんの屋台を経営していたり、中にはアパレルメーカー(アロハ専門)を経営しているやつもいます。
黒に言わせると「白なんてやつはいない」で、白に言わせるとその反対です。
生活時間が真逆なのもあって顔を合わせることはなかなかありませんが、もし、出会うことになっても互いに見えてないフリをして無視します。
この「うさぎ」が存在する僕の妻の世界では、すでに「うさぎ」は世界に認められている存在であり、日本では白は各都道府県に1匹くらい、黒は白の10分の1くらい生息しています。
なお、「うさぎ」には、大(ビック)、中(ミドル)、小(リトル)の3サイズがあり、ここまで説明してきたのは白と黒の中(ミドル)の話であって、身長1メートル以下の小(リトル)は中(ミドル)よりも数多く地球に来ていると推測されています。
身長20メートルを超えるものもいる大(ビック)は、姿をあらわすだけで大騒ぎになるので、どこかに隠れていているのか、あまり姿を見せません。
「うさぎ」たちの存在する社会には、もとは保険会社だったものが、「うさぎ」の事案に特化した通称「うさぎ課」と呼ばれる「うさぎ」専門のなんでも屋的な機関として存在しています。
「うさぎ課」は半公務員的な組織ですが、国際的で、各国に支部があります。人間の害になるような行為、犯罪を行った「うさぎ」を収監する「うさぎ」専用刑務所、「うさぎファーム」も運営しています。不老不死で肉体的にはほとんど無敵の「うさぎ」ですので、重罪を犯すと、「うさぎファーム」で時には何百年も農作業に従事させられたりします。
と、ここまで書いたら、長女に「こういうお話があるよってことではなくて、
奥様にとっては、
リアルに存在する世界。
つまり、うさぎ言葉で言うと
『ママが作った、うさぎのためのワールドな世界』
ってことですよね」と言われたので、今日はここまでにしておきます。
ちなみに妻は「うさぎ」の話なら何時間でもすることができます。
今回は以上です。
失礼します。